ミーネクスト
Claude障害

Claude Sonnet 5.5でエラーが続くときは──障害の確認方法とOpus 5.5・Haiku 5.5への切り替え手順

Anthropicのページ
提供元の発表ページ (出典:Anthropic)

2026年10月27日(UTC)、Anthropicの障害情報ページ(Claude Status)に「Elevated errors for Claude Sonnet 5.5(Claude Sonnet 5.5でエラー増加)」という記録が掲載されました。日本時間では10月28日の0時すぎです。影響先にはclaude.ai・Claude API・Claude Code・Claude Coworkが挙がっています。「自分の環境のせいか、Claude側の障害か」を見分ける方法と、別のモデルに切り替えて手元の仕事を進める手順をまとめます。

何が起きたか

Claude Statusに掲載された記録は次のとおりです。対象はClaude Sonnet 5.5へのリクエストで、Claudeの全モデルではありません。

  • ●10月27日 15:09 UTC(10月28日 0:09 JST)— 状態「Identified(特定済み)」で「Claude Sonnet 5.5へのリクエストでエラーが増加している問題を調査中。できるだけ早く続報を出す」と掲載
  • ●影響先として挙がっているもの — claude.ai、Claude API(api.anthropic.com)、Claude Code、Claude Cowork

この記事を書いている時点では、上の1件以外の続報はなく、解消(Resolved)の告知も出ていません。原因も公表されていません。最新の状況は、記録のページ(status.claude.com)で直接確認してください。

同じステータスページの履歴を見ると、同じ10月27日の9:14〜9:56 UTC(日本時間18:14〜18:56)にも、別の記録として「Claude Sonnet 5.5でエラー増加」が掲載され、こちらは解消済みになっています。10月25日には、Sonnet 5.5に加えてOpus 5.5・Haiku 5.5なども対象に含む記録もありました。

誰が影響を受けるかについて、障害記録には対象プランの記載がありません。Sonnet 5.5を使う画面やAPIが影響先として挙がっている、という書き方です。国・地域の限定も記録には書かれていないため、日本の利用者も対象外とは言えません。

Claudeのモデル選択。使うモデルはここで切り替えます。
Claudeのモデル選択。使うモデルはここで切り替えます。 (出典:Claude(Anthropic)の画面/ミーネクストで撮影)

業務での使いどころ

Sonnet 5.5だけが不調なときは、同じClaudeの中で別のモデルに切り替えれば作業を続けられる場合があります。まず障害かどうかを確かめ、そのうえで切り替えます。

  1. 1status.claude.com を開き、進行中の記録に「Claude Sonnet 5.5」の名前と、自分の使っている画面(claude.ai/Claude Code/API など)が入っているかを見る
  2. 2記録があれば、自分の回線やPCの設定をいじらずに切り替えへ進む。記録が無ければ、再読み込み・別ブラウザ・再ログインなど自分側の確認から始める
  3. 3claude.ai では、入力欄のモデル選択でSonnet 5.5以外(Opus 5.5やHaiku 5.5など、一覧に出ているもの)を選んで送り直す
  4. 4Claude Code では「/model opus」または「/model haiku」と打つと、その場でモデルが切り替わる
  5. 5自作のツールからAPIを呼んでいる場合は、モデル名を claude-sonnet-5-5 から claude-opus-5-5 または claude-haiku-5-5 に書き換える
  6. 6障害が解消したら、元のSonnet 5.5に戻す
  • ●Opus 5.5に寄せる仕事 — 考え方から詰める相談、複数資料の読み比べ、仕上がりの質を落とせない文書。Anthropicのモデル一覧では、応答の速さはSonnet 5.5より遅い「Moderate」とされている
  • ●Haiku 5.5に寄せる仕事 — 問い合わせの振り分け、表からの項目抜き出し、定型文の整形など、量が多く型が決まった処理。モデル一覧では「分類・抽出・振り分けのような大量で速さが要る仕事向け」と説明されている

モデルを替えると、同じ依頼でも出てくる文章の長さや言い回しが変わります。切り替え先でも同じ形で返ってくるように、出力の形式を依頼文の中で決めておくと、後工程の手直しが減ります。

モデルを切り替えても同じ形で返ってくるようにする依頼文
以下の作業をお願いします。途中で別のAIモデルに切り替えて続けることがあるため、毎回この形式を守ってください。

【作業】
(ここに作業を書く。例:顧客からの問い合わせメールに対する一次返信の下書き)

【入力】
(ここに元になる文章や資料を貼り付ける)

【出力の形式】
1. 結論(2行以内)
2. 本文(敬語、400字以内)
3. 確認が必要な点(箇条書き。無ければ「なし」)

・入力に書かれていない事実や数字を足さないでください
・判断に迷う箇所は本文に入れず、3の「確認が必要な点」に書いてください

このような依頼文は、Claudeの中だけでなく社内のドキュメントにも控えておくと、障害のときにモデルやツールを替えてもそのまま貼って使えます。

試すときに気をつけること

切り替え先のモデルも止まることがあります

10月25日の記録のように、Sonnet 5.5とOpus 5.5・Haiku 5.5が同時に対象になった障害もあります。切り替えれば必ず動く、とは限りません。切り替えても失敗が続くときは、ステータスページの記録に他のモデル名が増えていないかを見直し、急ぎの仕事はAIを使わない手順に戻してください。記事の内容は2026年10月28日時点でステータスページの記録とAnthropicの公式ドキュメントを確認したものです。

  • ●Claude Code の「/model」で選んだモデルは、公式ドキュメントによると新しいセッションの既定としても保存される。モデル選択画面で「s」キーを押すと、そのセッションだけの切り替えになる。戻し忘れに注意
  • ●APIの料金はモデルごとに違う。公式ドキュメントでは100万トークンあたり、Sonnet 5.5は入力2ドル・出力10ドル、Opus 5.5は入力4ドル・出力20ドル。Opus 5.5に切り替えると同じ量でも費用は倍になる
  • ●claude.ai のモデル選択に何が出るかはプランや提供状況で変わりうる。一覧にOpus 5.5やHaiku 5.5が出ていない場合、設定の誤りとは限らない。会社のアカウントなら管理者にも確認する
  • ●モデルを替えた結果は、顧客に出す前に人が読み直す。同じ依頼でも、モデルによって文面が変わる
  • ●障害中に同じ操作を何度も繰り返さない。つながりにくい状況が早く解けるわけではない

出典

この記事に関連するレシピ

「障害」の業務を生成AIで進める手順を、動画で確認できます。

社内で使えるようにしたい方へ

記事の内容を自社の業務に合わせて落とし込む、生成AIの研修も実施しています。 業種・職種に合わせた内容でご相談いただけます。

研修について相談する

他のAIニュース

Copilot運用

Microsoft 365のFrontierがOutlook・Teamsに拡大──対象指定リリース廃止前に管理者が決めること

11月からMicrosoft 365のFrontier(先行プレビュー)が新しいOutlook・Teams・OneDrive・SharePointにも広がります。Copilotライセンスなしで登録できる条件、対象指定リリース廃止との関係、誰に先行機能を配るかの決め方を整理しました。

ChatGPT新機能

GPT-6.1 Terraとは──対象プラン・API料金とGPT-6.1 Sol・GPT-5.6 Terraとの選び分け

OpenAIの中位モデルGPT-6.1 Terra。ChatGPT WorkとCodexの対象プラン、API料金(入力1ドル・出力5ドル)、GPT-6.1 Sol・GPT-5.6 Terraとの違いを、画面操作の代行や書類の読み取りなど事務作業の目線で整理しました。

その他資料作成

Google Vidsで再生速度をクリップごとに変更──研修動画の早送り・スロー編集と使える範囲

Google Vidsで動画クリップの再生速度を0.25倍〜2倍に変えられるようになりました。操作説明・社内研修動画を外部の編集ソフトなしで見やすくする使い方と、個人アカウントでの対象範囲、順次提供の注意点を整理します。

Claude運用

Claude EnterpriseでチャットとCoworkが統合──管理者が決める設定と11月16日の自動有効化

Claude Enterpriseでチャットとエージェント機能Coworkが1つになりました。ロール別のアクセス、使えるモデル、支出上限とグループ予算など管理者の設定項目と、既存組織で11月16日に自動で有効になる点、従来構成のまま残る組織の条件を整理しました。