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ElevenLabsの新音声モデル「Eleven v4」──日本語の読み上げを無料ツール・v3と聞き比べ

ElevenLabsのEleven v4紹介ページ
提供元の発表ページ (出典:ElevenLabs)

ElevenLabsは2026年9月28日(米国時間)、文章を音声にする新しいモデル「Eleven v4」と、その低遅延版「Eleven v4 Turbo」を公開しました。公式の日本語ページでは「日本語のテキストを入力すれば、ネイティブアクセントで流暢に話します」と案内されています。ミーネクストでも、中学生向けの解説動画の読み上げをv4に切り替えました。切り替え前に作った聞き比べの音声を、そのまま載せます。

何が変わったか

ElevenLabsは、文章を読み上げ音声にするAIの大手です。今回の「Eleven v4」は作り(アーキテクチャ)から新しくしたモデルで、文章の口調・間の取り方・感情・前後の文脈を読み取って話し分ける、と説明されています。発表のポイントは次のとおりです。

  • ●モデルは2つ。動画やナレーションなど作り込む用途の「Eleven v4」と、会話する音声エージェント向けの「Eleven v4 Turbo」(話し始めまでの時間の中央値が約150ミリ秒)
  • ●対応言語は90以上。日本語もネイティブのアクセントで話せると公式の日本語ページに明記
  • ●文中に[笑う]のようなタグを入れて、言い方を指示できる
  • ●10秒ほどの音声から声をまねる「声のコピー」にも対応
  • ●ElevenLabsの画面(ElevenCreative)、音声エージェント(ElevenAgents)、API(ElevenAPI)のどれからでも使える。無料プランでも使え、無料枠は毎月10,000クレジット(音声約10分ぶん)

API(自社の仕組みから呼び出す使い方)の料金は、1,000文字あたりv4が0.08ドル、v4 Turboが0.04ドルです。10月12日までは割引で、v4は0.022ドル、v4 Turboは0.011ドルになっています。前のモデルのv3は0.08ドルなので、通常料金でもv4はv3と同じ値段です。月額プランのCreator以上は、10月12日までクレジットが3倍になるキャンペーン中です。

同じ文で聞き比べ(無料の読み上げ・v3・v4)

ミーネクストでは、中学生向けの学習教材に、キャラクターが話す3〜4分の解説動画を付けています。これまではパソコンの中で動く無料の読み上げソフト(Voicebox)で声を作っていましたが、「単語の切れ目が変」「読み間違いがある」という声が出ていました。そこで、数学の動画の冒頭と同じ5文を3つの方法で作り、聞き比べました。声の設定はどれも同じキャラクターの声です。

読ませた文(5文)
今日は、正の数と負の数のたし算をやるよ。
じゃあ、(+2)+(−6)は、いくつだと思う?
数直線で考えよう。0がスタートだよ。
プラスの数は右へ、マイナスの数は左へ進むんだ。
ここ大事!進む向きは、符号で決まるよ。

▶ 再生して聞き比べてください

① 無料の読み上げソフト(Voicebox)

17秒。聞き取りソフトで書き起こすと、「負の数」が「負の傷」と聞き取られました。

② ElevenLabs v3(前のモデル)

22秒。文と文の間が短く、つながって聞こえます。

③ ElevenLabs v4(今回の新モデル)

19秒。文の区切りで自然に間が入り、抑揚もいちばん人に近く聞こえます。

2026年10月8日にミーネクストで作成。①はパソコンの中で動かした無料ソフト、②③はElevenLabsのAPIで作った音声です。

動画を作っている担当者に③を聞いてもらったところ、「自然でいいと思います。断然聞きやすいです」という反応でした。これを受けて、解説動画の読み上げはv4に切り替え、作成済みの動画も作り直しています。かかる費用は、3〜4分の動画1本(読み上げ1,000〜1,350文字)で、通常料金でも1回あたり約0.1ドル(十数円)の計算です。

業務での使いどころ

  • ●社内研修やマニュアル動画のナレーション。人が録り直す手間がなくなり、内容を直したら音声も作り直すだけで済む
  • ●商品紹介やSNS向けの短い動画の読み上げ
  • ●電話の一次受付など、会話する音声の窓口(こちらは低遅延のv4 Turboが向いている)

日本語で失敗しやすいのは、専門用語や数字・記号の読みです。今回も「進む」や「数直線」を読み間違えないよう、台本をひらがなに開いてから読ませています。台本を読み上げ向けに整えるところは、ChatGPTなどの対話AIに任せられます。

台本を読み上げ用に整えるプロンプト
次の台本を、AIの読み上げソフトに渡す用に書き直してください。

・読み間違えやすい漢字(専門用語・人名・地名・同じ字で読みが複数あるもの)はひらがなにする
・数字、記号、単位、英字は、読み方どおりのカタカナかひらがなにする(例:(+2)→プラス2、3kg→さんキログラム)
・1文は40文字以内にし、息つぎする所に読点を入れる
・意味や言い回しは変えない

最後に、ひらがなに直した語を「元の表記→読み」の一覧で出してください。

--- 台本ここから ---
(ここに貼り付け)

試すときに気をつけること

割引は==10月12日まで==です

APIの割引価格とCreator以上のクレジット3倍は、どちらも10月12日までのキャンペーンです。それ以降の費用で見積もる時は、通常料金(v4は1,000文字0.08ドル)で計算してください。

  • ●聞き比べは同じ5文・1回ずつの結果です。長い台本や別の声では、聞こえ方が変わることがあります
  • ●無料の読み上げソフトでまねた声と、ElevenLabsで作った声は、同じキャラクターでも声の質が少し違うことがあります。切り替える前に耳で確かめてください
  • ●実在の人の声をコピーする時は、必ず本人の許可を取ってください
  • ●無料プランで作った音声を仕事で使えるか(商用利用の条件)は、契約前に料金ページで確認してください

出典

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