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Copilot運用

Copilotエージェントの👍👎をInsights Agentで確認──管理者の設定とFrontierの条件

Microsoft Tech Communityのページ
提供元の発表ページ (出典:Microsoft Tech Community)

Microsoftは米国時間2026年10月22日、社内で作ったCopilotエージェントに付いた👍👎の評価とコメントを、「Microsoft 365 Insights Agent」に話しかけて確認できる使い方をTech Communityのブログで紹介しました。ただし先行プレビューの「Frontier」が前提で、管理者が先に設定しないと作成者には見えません。誰が何を決めておけばいいのか、業務目線で見ていきます。

何が変わったか

Microsoft 365 Copilot Chat では、社内で作ったエージェント(決まった役割を持たせたCopilot)の回答に、使った人が👍👎とコメントを付けられます。今回の発表は、その評価とコメントを、エージェントの作成者(所有者)が「Insights Agent」というMicrosoft製のエージェントに質問して確認できる、というものです。

  • ●直近のコメント(原文)の一覧を出す
  • ●期間を区切って👍と👎の件数を数える(件数と対象期間も一緒に返すとしています)
  • ●コメント全体から、繰り返し出てくる指摘をテーマとして要約する
  • ●あわせて、利用者数(日次・週次・月次)の推移やエージェント同士の比較も聞ける

この評価を見る機能は、従来の利用状況分析版ではなく「Insights Agent V2 (Frontier)」に含まれる先行プレビューだとMicrosoftは説明しています。Frontierへの登録とCopilotライセンスが前提です。Frontierの案内ページによると、Copilot向けのFrontier機能を使うにはMicrosoft Copilotのライセンス(またはCopilotを含むライセンス)が必要で、管理者が管理センターで有効にするまでは既定で「No access(使えない)」になっています。

日本での提供については、発表文にも Frontier の案内ページにも国や言語の制限の記載はありません。一方で日本語で動くことを確かめた情報も見当たらないため、日本の環境・日本語の質問でどこまで使えるかは未確定です。プレビューのため、条件を満たしていても画面にまだ出ていないことがあります。

管理者が先に決めること

作成者が評価を見られるかどうかは、管理者の設定で決まります。Microsoftが案内している手順は次のとおりです。

  1. 1Microsoft 365 管理センターで Copilot > Settings > Copilot Frontier を開き、Frontier の対象を「All users」か「Specific users and groups」にする(既定は No access)
  2. 2Agents > Settings > Agent feedback sharing を開く
  3. 3「All agents(すべて)」「Selected agents(選んだものだけ)」「No agents(共有しない)」から選ぶ
  4. 4Selected agents を選んだ場合は、評価を作成者に見せるエージェントを選んで Save する

ここで決めるのは「どのエージェントの評価を作成者に見せるか」です。社員が書いたコメントがそのまま作成者に読まれるので、たとえば人事や総務の相談窓口のようなエージェントは対象から外す、といった線引きを社内で決めてから選ぶのが安全です。Frontier の案内ページでは、有効化してから使えるようになるまで3時間ほどかかることがあるとしています。

業務での使いどころ

向いているのは、社内向けに作って何人かに使ってもらっているエージェントの手直しです。たとえば「社内規程に答えるエージェント」「問い合わせの一次回答エージェント」など、作った人が「使われているけど評判は分からない」状態のものです。逆に、自分しか使っていないエージェントでは評価がほとんど集まらないので、この機能の出番はあまりありません。

  1. 1Copilot Chat のエージェント一覧で「Insights Agent V2 (Frontier)」を探して追加する
  2. 2自分が所有するエージェントについて、まず直近のコメントの原文を出してもらう
  3. 3期間を区切って👍👎の件数を確認する
  4. 4テーマの要約を出してもらい、気になるテーマのコメント原文を読み直す
  5. 5エージェントの指示文や参照資料を1か所だけ直し、次の期間の評価と見比べる

Microsoftがブログで示している質問の例は次のとおりです([Agent Name] を自分のエージェント名に置き換えます)。発表文に載っているのは英語の例だけなので、まずは英語のまま試すのが確実です。

直近のコメント原文を出す
Show me recent verbatim comments for [Agent Name].
期間を区切って👍👎の件数を確認する
How many thumbs up and thumbs down did [Agent Name] get this week?
コメント全体のテーマを要約する
Summarize the feedback themes for [Agent Name].

たとえば「回答が分かりにくい」というコメントが複数あれば、エージェントの指示文や参照させている資料を見直して直し、その後の評価で効果を確かめる、という回し方をMicrosoftは例に挙げています。

試すときに気をつけること

==AIの要約だけを見て直さない==

Microsoftは、テーマの要約はAIがまとめたものであり、コメントを読む代わりにはならないと明記しています。要約は「どこを見るか」の当たりをつけるために使い、直す前に必ずコメントの原文を読んでください。少数の強い不満が大きなテーマとしてまとめられていることもあり得ます。

  • ●見えるのは「書いてくれた人の声」だけ。利用者数と合わせて見て、利用者数だけで品質や効果を判断しない(Microsoftも同じ注意を書いています)
  • ●Frontierはプレビューで、内容が変わる・止まる可能性がある。業務の判断をこの機能だけに頼らない
  • ●画面に出てこない場合は、Frontierの対象に入っているか・Copilotライセンスがあるか・Agent feedback sharingで対象に選ばれているか・自分がそのエージェントの所有者か、を管理者と確認する
  • ●日本語での質問や日本語コメントの要約がどこまで正しく動くかは確認されていない。最初は英語の例どおりに聞き、結果を原文と突き合わせる

出典

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