GPT-6.1 SolがChatGPT Workで選べない時の確認点──対象プラン・管理者設定とGPT-6 Solとの使い分け

OpenAIは2026年9月29日(米国時間)、GPT-6 Solの改良版「GPT-6.1 Sol」を発表しました。ChatGPTでは「Work」と「Codex」の中で使えるモデルですが、提供は順番に広げている途中で、会社のアカウントでは管理者が有効にするまで出てきません。「モデル一覧に見当たらない」ときにどこを確かめればいいかと、GPT-6 Solから何が良くなり、事務作業でどう使い分けるかを整理します。
何が変わったか
GPT-6.1 Sol は、9月22日に出た GPT-6 Sol の改良版です。ChatGPTの更新履歴では「エージェント的なコーディング(AIが手順を自分で組んで進めるプログラミング)、コンピュータ操作(画面を見てパソコンを操作する機能)、専門的な仕事で GPT-6 Sol より改善した」と説明されています。発表ブログでは、文書の読み取りや、手順が多い業務の流れを進める作業での改善も挙げています。
OpenAIは、事実の誤りを含む回答の割合が、考える深さを低くした設定で GPT-6 Sol の11.4%から7.7%に下がったとしています。これはOpenAIの社内評価の数字で、日本語の事務作業で測った値として示されたものではありません。
使える場所と対象プランは次のとおりです。通常のチャット画面には出てこないので、そこで探しても見つかりません。
- ●使える場所:ChatGPT Work と Codex(発表ブログは「通常のChatではまだ使えない」としています)
- ●対象プラン:Plus / Pro / Business / Enterprise / Edu。ChatGPTの説明ページでは、Free(無料)と Go は提供開始時点の対象に含まれていません
- ●提供の順番:更新履歴では「Proから始めて、Plus・Business・Enterprise・Eduへ広げる」と案内されています
- ●Enterprise / Edu:説明ページによると、管理者が有効にするまで初期状態はオフです
発表ブログには「本日からPlus、Pro、Business、Enterprise、Eduで使える」とある一方、更新履歴ではProから順に広げると書かれています。同じプランでも、アカウントによって表示される時期がずれることがあります。日本で使えるかについては、更新履歴にも発表ブログにも国や地域の記載はありません。編集部では日本のアカウントで表示を確かめられていないため、「日本でも使えます」とは言い切れない状況です。

業務での使いどころ
ChatGPT Work は、目標を伝えると計画を立て、ファイルや接続したアプリをまたいで作業し、文書や表などの成果物まで仕上げる機能です。GPT-6.1 Sol はその中で選ぶモデルの1つです。GPT-6 Sol と同じ「複雑な仕事向け」の位置づけのまま、文書の読み取りや手順の多い作業が強化された、と捉えると分かりやすくなります。
- ●6.1 Solで試したい仕事:複数の資料を突き合わせて報告書にまとめる、契約書や社内規程など長い文書から条件を拾う、途中で判断が要る手順の多い作業
- ●GPT-6 Solで今うまくいっている仕事:無理に切り替えず、同じ依頼で6.1 Solと結果を比べてから決める
- ●件数が多く形の決まった仕事(項目の抜き出し、問い合わせの仕分けなど):より速く安い GPT-6 Luna で足りるかを先に確かめる
- 1ChatGPT Work を開き、入力欄の下のモデル切り替えに GPT-6.1 Sol が出ているか確かめる
- 2GPT-6 Sol で以前うまくいかなかった依頼を2〜3件選ぶ(抜けや読み違いがあったもの)
- 3同じ資料・同じ依頼文を GPT-6.1 Sol に渡す(考える深さはまず既定のまま)
- 4下のプロンプトの形で出させ、[要確認]の数と、人が直した箇所の数を前回と比べる
添付した文書(契約書・社内規程など)を読み、次の項目を表にまとめてください。 列:項目/内容/根拠の箇所(条番号やページ) 項目: 1. 期限や日付が決まっているもの 2. 金額・料率・数量が決まっているもの 3. こちらに義務や禁止事項があるもの 4. 解約・更新・変更の条件 ・文書に書かれていない内容を補ったり推測したりしないでください ・根拠の箇所を示せない行は[要確認]と書いてください ・文書の中で内容が食い違う箇所があれば、表の下に別に書き出してください ・最後に[要確認]の件数を書いてください
「根拠の箇所」の列を必ず付けるのがポイントです。誤りが減ったとはいえゼロではないので、人が原文に戻って確かめられる形で出させておくと、確認の手間が減ります。
試すときに気をつけること
==選べないのは設定ミスとは限りません==
2026年9月30日に、ChatGPTの更新履歴、OpenAIの発表ブログ、ChatGPTの説明ページ(Models)の英語の原文を確認しました。いずれにも対象の国や地域の記載はなく、編集部では日本のアカウントでの表示をまだ確かめていません。順次提供のため、対象プランでもWorkやCodexにまだ出ていないことがあります。その場合は時間をおいて開き直してください。
Enterprise・Eduの管理者の方へ
更新履歴によると、ワークスペースの所有者が「Workspace settings(ワークスペース設定)> Permissions & roles(権限とロール)」から、Workspaceタブ、またはカスタムロール(部署などごとに作る権限のまとまり)で、モデルへのアクセスを有効にできます。社員から「出てこない」と言われたら、まずここを確認してください。カスタムロールで有効にした場合は、そのロールに入っていない人には出ません。
- ●いつものチャット画面ではモデル一覧に出てきません。使うときは Work か Codex を開きます
- ●Free・Goプランは、提供開始時点では対象外とされています
- ●「GPT-6 Solより改善」「誤りが11.4%→7.7%」はOpenAIの評価によるもので、日本語の業務で測った数字ではありません。自社の実際の資料で比べて判断してください
- ●考える深さを上げるほど時間がかかり、利用枠の消費も増えます。まずは既定の設定から始めてください
- ●社外に出せない資料をWorkに渡す前に、社内の情報の扱いルールと、会社で使っているプランのデータの扱いを確認してください
出典
- OpenAI Help Center「ChatGPT — Release Notes」(2026年9月29日)
- OpenAI「Introducing GPT-6.1 Sol」(2026年9月29日)
- マイナビニュース TECH+「OpenAI「GPT-6.1 Sol」発表、Astraに迫る性能 標準API料金は5分の1」(2026年9月30日)
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