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ChatGPT Work・Codexの「5時間ごとの上限」が戻る──枠のある前提で仕事を組み直す

OpenAIでCodexとChatGPT Workを統括するティボ・ソティオ氏が2026年7月29日、7月12日から一時停止していた「5時間ごとの利用上限」を翌30日に再開すると発表しました。あわせて、GPT-5.6 Solが一部のタスクで想定より速くトークンを消費していた問題を修正し、同じ枠でも使える時間が約18%延びる見込みだとしています。発表と同時に、全ユーザーの利用枠はリセットされました。ただしこの再開はその後いったん延期され、実際に戻ったのは8月に入ってからです。上限のある前提で業務をどう組むかを整理します。

何が変わったか

ChatGPT Work と Codex には、使った量を一定時間ごとに区切って数える「5時間ごとの利用上限」があります。これが2026年7月12日から一時的に外されていました。今回の発表は、その枠を戻すという告知です。

  • 発表は2026年7月29日、OpenAIでCodex/ChatGPT Workを統括するティボ・ソティオ氏がXで告知(現地時間7月28日)
  • 7月12日から一時停止していた「5時間ごとの上限」を、翌30日に再開すると表明
  • 7月に上限が外れていた対象は、Plus・Pro・Business の有料プラン
  • GPT-5.6 Sol が一部のタスクで想定より速くトークンを消費していた問題を修正し、典型的な使い方で利用可能時間が約18%延びる見込み
  • 発表と同時に、全ユーザーの利用枠をリセット

注意したいのは、上限が2種類あることです。7月に外れていたのは「5時間ごとの枠」のほうで、「週ごとの枠」は別に動いています。実際、7月29日には週の枠のリセットも行われており、PC Watchによれば7月22日から数えて4回目のリセットでした。短時間に集中して使うときは5時間の枠に、長い期間で使い込むときは週の枠に当たる、という二層構造だと考えるとわかりやすくなります。

「約18%延びる」は、上限の数字そのものが増えたという話ではありません。同じ作業をしたときのトークンの減り方が改善された、という意味です。枠は変わらず、燃費が良くなったという整理になります。

ChatGPT(OpenAI)の画面
ChatGPTの設定「パーソナライズ」。カスタム指示や利用状況はここから確認できます。 (出典:ChatGPT(OpenAI)の画面

業務での使いどころ

上限がある前提に戻ると、「使えるかどうか」より「いつ使うか」が効いてきます。締切の直前にまとめて回そうとすると、途中で枠に当たって止まります。

  • 向く仕事:1本の資料の下書き、1件の議事録の整理、メール文の作成など、区切りのある単発作業
  • 向く仕事:時間をずらせる作業(枠が回復してから回せるもの)
  • 向かない仕事:締切直前に半日ぶっ通しで大量処理する使い方
  • 向かない仕事:止まると業務が止まる、時間指定のある処理
  1. 1自社の契約が Plus・Pro・Business のどれかを確認する
  2. 2上限に当たったら、当たった時刻と、そのとき何をしていたかを記録する(重い作業の見当がつく)
  3. 3長文の一括処理やファイルの読み込みなど、重い作業は枠が回復した直後にまとめて回す
  4. 4止まると困る作業は、締切の前日までに終わらせておく

もうひとつ効くのが、やり取りの回数を減らすことです。「まず書いて」「もう少し短く」「やっぱり丁寧に」と何度も投げ直すと、そのぶん枠を消費します。最初の1回で条件を出し切る書き方に変えるだけで、往復が減ります。

1回のやり取りで仕上げるための指示文
これから【作りたいもの】を1回で仕上げてください。条件は以下です。

■ 目的:(誰に何をしてもらうための文章/資料か)
■ 読む人:(役職・関係・前提知識)
■ 形式と分量:(例:メール本文/400字程度/箇条書き3点を含む)
■ 使う情報:(下に貼る資料の範囲だけを使う)
■ 使ってはいけない表現:(社外秘の固有名詞、断定しすぎる言い回し など)

・情報が足りない箇所は勝手に埋めず、[要確認:〇〇]と書いてください
・仕上げる前に、私に確認したいことがあれば先に3つまで質問してください

--- 資料ここから ---
(ここに貼り付け)

最後の「先に3つまで質問してください」が、往復を減らす要になります。条件が足りないまま書き始めて何度も直すより、質問1回・生成1回で終わるほうが枠の消費は小さくなります。

試すときに気をつけること

7月30日の再開はその後延期され、実際に戻ったのは8月です

7月29日の告知どおりには再開されず、その後延期されました。ITmedia AI+によると、実際に5時間制限が戻ったのは現地時間8月25日で、対象は Plus(月額20ドル)の ChatGPT Work・Codex。Pro(月額100ドル/200ドル)は「今後数カ月は適用しない」と明記されています。Business については同記事に具体的な言及がありません。自社が今どの状態かは、ChatGPT側の利用状況表示で実際に確かめてください。

  • 上限は「5時間ごと」と「週ごと」の2種類。どちらに当たったのかを分けて把握する
  • リセットは告知なく行われることがある。7月22日から8月1日までに5回のリセットが報じられている
  • 対象プランと適用範囲は短期間で変わっている。半年前の記事や社内メモの内容をそのまま前提にしない
  • 「約18%延びる」はOpenAI側が示した見込み値。自社の実際の使い方でどう変わるかは、上限に当たるまでの体感で確かめる

出典

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