ミーネクスト
Gemini Notebook調査・学習・資料づくり

Gemini Notebookに購入済みの本を読ませられる「Expert Intelligence」

Googleが、Gemini Notebook(旧NotebookLM)に「Expert Intelligence」を追加しました。Google Playブックスで購入した電子書籍を、そのままAIの参照元にできる機能です。ネット上の記事ではなく、書籍の内容を根拠に回答させられる、というのがこれまでとの違いです。

まず名前が変わっています

資料を読み込ませて質問できるツール「NotebookLM」は、2026年7月16日(現地時間)の発表で「Gemini Notebook」に名称が変わりました。機能面の大きな変更はなく、単独のツールとして使える点も同じです。社内資料に旧名で書いてある場合は、この機会に直しておくと混乱が減ります。

何が追加されたか

Expert Intelligence は、Google Playブックスで購入した電子書籍を、Gemini Notebook の情報ソースとして追加できる機能です。

  • 対象は10万冊超。O'Reilly Media、Penguin Random House、Macmillan、Bloomsbury などの出版社が参加
  • 書籍の内容をもとに、質問への回答だけでなく、インフォグラフィック・音声解説・クイズも生成できる
  • PDFや社内資料など他のソースと組み合わせて使える
  • 今後は Gemini アプリや Google 検索のAIモードへの展開も予定

現時点で対象になるのは英語の書籍です

日本語版の Gemini Notebook でも機能自体は確認されていますが、ソースとして追加できるのは英語の電子書籍です。日本語の専門書を読ませたい場合は、当面これまでどおりPDFなどを自分で用意する形になります。

Gemini Notebook(Google)の画面
Gemini Notebookのトップ画面。ノートブックの名前はぼかしています。 (出典:Gemini Notebook(Google)の画面

業務での使いどころ

AIに調べ物をさせるときの一番の弱点は「どこから拾ってきた情報か分からない」ことでした。参照元を書籍に限定できると、根拠がはっきりします。社内教育や、外に出す資料の裏取りと相性がいい機能です。

  • 専門書を1冊読ませて、社内勉強会用の要点まとめとクイズを作る
  • 業界の教科書的な本と、自社のマニュアルを同時に読ませて、書いてある内容のズレを洗い出す
  • 新人向けに、指定図書の内容を音声解説にして通勤中に聞けるようにする
書籍を読ませたあとの指示例
このソース(書籍)の内容だけを根拠に、次を作ってください。

1. 新人が最初に押さえるべき考え方を5つ(各3行以内)
2. 現場で間違えやすい点を3つ、なぜ間違えるのかも添えて
3. 理解度を確認する4択クイズを5問(答えと、その根拠になった箇所も)

・ソースに書かれていないことは書かないでください
・一般論で補わないでください。書いていなければ「ソースに記載なし」としてください

「ソースに書かれていないことは書かない」「一般論で補わない」の2行が肝です。これを外すと、書籍を読ませた意味がなくなり、ただのAIの一般論に戻ります。

試すときに気をつけること

  • 書籍は購入済みであることが前提。会社で使うなら誰のアカウントで買うかを先に決める
  • 生成した要約やクイズをそのまま社外に配ると、著作権の扱いが問題になり得る。社内利用にとどめるのが無難
  • 書籍の内容も万能ではないので、法令や制度に関わる部分は公式情報で裏を取る

出典

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