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Gemini Notebook調査・学習・資料づくり

Gemini Notebookに購入済みの本を読ませられる「Expert Intelligence」

Googleの発表ページ
提供元の発表ページ (出典:Google)

Googleが、Gemini Notebook(旧NotebookLM)に「Expert Intelligence」を追加しました。Google Playブックスで購入した電子書籍を、そのままAIの参照元にできる機能です。ネット上の記事ではなく、書籍の内容を根拠に回答させられる、というのがこれまでとの違いです。

まず名前が変わっています

資料を読み込ませて質問できるツール「NotebookLM」は、2026年7月16日(現地時間)の発表で「Gemini Notebook」に名称が変わりました。機能面の大きな変更はなく、単独のツールとして使える点も同じです。社内資料に旧名で書いてある場合は、この機会に直しておくと混乱が減ります。

何が追加されたか

Expert Intelligence は、Google Playブックスで購入した電子書籍を、Gemini Notebook の情報ソースとして追加できる機能です。

  • ●対象は10万冊超。O'Reilly Media、Penguin Random House、Macmillan、Bloomsbury などの出版社が参加
  • ●書籍の内容をもとに、質問への回答だけでなく、インフォグラフィック・音声解説・クイズも生成できる
  • ●PDFや社内資料など他のソースと組み合わせて使える
  • ●今後は Gemini アプリや Google 検索のAIモードへの展開も予定

発表は2026年8月27日(米国時間)で、まず個人のGoogleアカウント向けに始まりました。続いて9月17日(米国時間)から、会社のアカウント(Google Workspace)でも使えるようになったとGoogleが案内しています。

  • ●対象はすべてのGoogle Workspace契約・Workspace Individual・個人のGoogleアカウント
  • ●会社のアカウントで使うには、管理者が「Gemini Notebook」「Google Play」「Google ブックス」の3つをオンにしておく必要がある
  • ●ノートブックを他の人と共有した場合、相手もその本を購入していないと本の内容は使えない

現時点で使えるのは米国の利用者です

Googleの案内では、提供対象は米国の18歳以上の利用者です。日本での提供時期は発表されていません。また、これは出版社と提携して「Google Playブックスで買った本」を読ませる仕組みです。紙の本をスキャンしたPDFなどを読ませる場合の扱いが変わったわけではない点に注意してください。

Gemini Notebook(Google)の画面
Gemini Notebookのトップ画面。ノートブックの名前はぼかしています。 (出典:Gemini Notebook(Google)の画面)

業務での使いどころ

AIに調べ物をさせるときの一番の弱点は「どこから拾ってきた情報か分からない」ことでした。参照元を書籍に限定できると、根拠がはっきりします。社内教育や、外に出す資料の裏取りと相性がいい機能です。

  • ●専門書を1冊読ませて、社内勉強会用の要点まとめとクイズを作る
  • ●業界の教科書的な本と、自社のマニュアルを同時に読ませて、書いてある内容のズレを洗い出す
  • ●新人向けに、指定図書の内容を音声解説にして通勤中に聞けるようにする
書籍を読ませたあとの指示例
このソース(書籍)の内容だけを根拠に、次を作ってください。

1. 新人が最初に押さえるべき考え方を5つ(各3行以内)
2. 現場で間違えやすい点を3つ、なぜ間違えるのかも添えて
3. 理解度を確認する4択クイズを5問(答えと、その根拠になった箇所も)

・ソースに書かれていないことは書かないでください
・一般論で補わないでください。書いていなければ「ソースに記載なし」としてください

「ソースに書かれていないことは書かない」「一般論で補わない」の2行が肝です。これを外すと、書籍を読ませた意味がなくなり、ただのAIの一般論に戻ります。

試すときに気をつけること

  • ●書籍は購入済みであることが前提。会社で使うなら誰のアカウントで買うかを先に決める(共有先のメンバーも購入が必要)
  • ●生成した要約やクイズをそのまま社外に配ると、著作権の扱いが問題になり得る。社内利用にとどめるのが無難
  • ●書籍の内容も万能ではないので、法令や制度に関わる部分は公式情報で裏を取る

出典

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