Genspark AIワークスペース6.0──SecondBrainで記憶が残るAI、GenMailやGenTeamも追加
Gensparkは2026年7月21日、オールインワンAIワークスペースの大型アップデート「AIワークスペース6.0」を発表しました。中心となるのは、クラウド上のメモリー機能「SecondBrain」です。メール・議事録・CRMなどに散らばる情報を集約して継続的に記憶し、ユーザーごとの文脈を理解した一貫性のあるアウトプットを出せるようになりました。あわせてAIメールクライアント「GenMail」、複数エージェントの協働機能「GenTeam」なども追加されています。
何が変わったか
GensparkはもともとAI検索エンジンとして2024年に登場し、2025年にエージェント型ワークスペースへと方向転換しました。今回の6.0は、GPT-5・Claude・Geminiなど30以上のモデルを束ねるプラットフォームとして、記憶・メール・チーム協働・デザインまで一気に守備範囲を広げた大型アップデートです。
- ●SecondBrain:メール・議事録・CRM・社内DBなど複数ソースの情報を集約し、継続的に記憶するクラウドメモリー。対話のたびにゼロから説明し直す必要がなくなる
- ●GenMail:AIが文脈を踏まえて返信候補を提案するメールクライアント。過去のやり取りを記憶しているため、相手との関係性に合った文面を出せる
- ●GenTeam:複数のAIエージェントが役割分担して1つのタスクを処理する協働機能。調査・資料作成・レビューを分業できる
- ●SecondBrain Note:会議や日常会話を自動で文字起こし・要約する専用デバイス
- ●AgentBase:散らばったデータを集約し、グラフや表で自動可視化するダッシュボード機能
- ●Design:Webサイトやポスターなどの制作物をプロンプトから生成
日本法人は2026年1月に設立済みで、日本語での利用や日本企業向けのEnterpriseプランも提供されています。無料プランでも基本機能は使えますが、SecondBrainの記憶容量やGenTeamの同時エージェント数は有料プランで拡張されます。
業務での使いどころ
今回のアップデートで一番変わるのは「AIに毎回背景を説明する手間」です。ChatGPTやClaudeでは、新しい会話を始めるたびに自社の事情を伝え直す必要があります。SecondBrainに情報を入れておけば、Gensparkが過去の文脈を引き継いで回答します。
- ●向く仕事:毎週同じ形式で作る報告書や定例メールなど、文脈の繰り返しが多い定型業務
- ●向く仕事:取引先ごとに書き分けが必要なメール対応(GenMailが相手との過去のやり取りを踏まえて提案)
- ●向く仕事:調査→資料作成→レビューのように、複数ステップを踏む業務(GenTeamで分業)
- ●向かない仕事:社外秘データを外部サービスに預けられない厳格なセキュリティ要件がある業務
- ●向かない仕事:すでにChatGPT Workなど特定ツールに社内ワークフローを組み込んでいる場合(乗り換えコストが大きい)
- 1genspark.ai でアカウントを作成する(Googleアカウントで即時登録可能)
- 2SecondBrainに自社の基本情報を登録する(社名・業種・主要取引先・よく使う報告書のフォーマットなど)
- 3まずはGenMailで日常メールの返信候補を試す(最も効果を実感しやすい)
- 4定型レポートの下書きをGensparkに任せてみる。過去のレポートを2〜3本SecondBrainに読ませておくと精度が上がる
以下は当社の基本情報です。今後の対話で参照してください。 ■ 会社名:(株式会社〇〇) ■ 業種:(製造業/IT/小売など) ■ 従業員数:(約〇〇名) ■ 主な取引先:(A社、B社、C社) ■ よく作る書類:週次報告書、取引先への提案メール、社内向け議事録 ■ 文体の好み:丁寧語、箇条書き中心、結論を先に書く この情報をもとに、今後の資料作成やメール返信を手伝ってください。
試すときに気をつけること
SecondBrainに入れるデータの範囲は事前に決めておく
SecondBrainはクラウド上に情報を保存します。社外秘の契約書や人事情報など、外部サービスに預けてよいかどうかは社内のセキュリティポリシーを先に確認してください。まずは公開済みの情報(会社概要・過去のプレスリリース・公開レポートなど)から始めるのが安全です。
- ●無料プランで主要機能は試せるが、SecondBrainの記憶容量や同時利用エージェント数に制限がある
- ●GenMailは既存のメールサービス(Gmail・Outlookなど)との連携が前提。社内メールサーバーの場合は設定の確認が必要
- ●30以上のモデルを切り替えられるが、モデルによって得意分野が異なる。定型文はGPT系、分析はClaude系など、用途で使い分けると精度が上がる
- ●日本法人はあるが、サポートやUIの日本語対応は発展途上の部分もある。英語UIに抵抗がある場合は事前に確認
出典
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